2. Rの起動とデータの読み込み

 データができcsv形式で保存ができたら、いよいよRを使っての作業になります。

 これからは、1-1で説明した練習用ダミーデータ[D:/Rdata/test_data.csv]を使って説明をしていきます。

 ※ダミーデータは、Dドライブに作られた[Rdata]フォルダの中に[test_data.csv]というファイル名で保存されていることとします。

①Rのアイコンをクリックし、起動します。

 こんな画面が立ち上がったと思います。

内側の四角い領域が、Consoleでこの中で作業を行います。

②データの読み込み

 まずは、これから解析をしたいデータを読み込みます。(今回は、test_data.csv)

 読み込む前に、このデータを入れる箱の呼び名を決めましょう。

 呼び名は、何でもいいです(x, test, data, dummy などなど)が、自分自身が分かりやすく、英数半角文字と_で構成されているものを推奨します。

 ここでは、"dummy"と名付けます。

 そうしたら、consoleのカーソルに、

     dummy <- read.table ("D:/Rdata/test_data.csv", sep=",", header=T)と入力し[Enter]

 それぞれの意味や注意点は、下図を見てください。

 これで、一見、何も起きませんが、データはRの中に読み込まれました。

  なお、見やすさのために、ところどころ半角スペースを入れていますが、Rにとっては、これらのスペースはあってもなくても同じです。(詰めて入力しても問題ない)

本当に、読み込まれたかを確認してみます。

consoleに箱の名前である"dummy"と入力し[Enter]

このように、読み込まれたデータ全て表示されます。

次に、このデータの構造を確認しましょう。

コマンドは、str()です。()内に箱の名前を入れます。

今回の例では  str(dummy)となります。

25の被験者(obj)と7種の変数(variables)で構成されているデータで、ID変数はfactorでそれ以外の変数は数値(num)であることが確認できます。

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